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​***院長掲載記事***

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◎令和3年10/8(金)、11/12(金)、12/8(水)の3日間、 保土ヶ谷区役所にて糖尿病勉強会を行います。  

お申込みは045-334-6346(保土ヶ谷区役所―福祉保健課)にお電話で。

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広報よこはま(ほどがや版)2020.6月号掲載

<糖尿病と感染症について>    

糖尿病は肺炎等の感染症になり易く、治りにくいと言われています。

なぜでしょうか?

人体はウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入すると血液中の白血球の殺菌反応や、

抗原抗体反応により、これらの駆除にあたります。

高血糖状態では、それら白血球や抗体等が気管支や肺などの初期の感染巣に移動する

能力や病原体を殺菌・無毒化する作用自体が弱まります。

そのため肺炎等を発症し易くなります。

そして炎症のため血糖値を下げるインスリンの効果は弱まり、また食事摂取不安定のため普段の糖尿病薬も

うかつに飲めず、血糖コントロールは更に悪化してしまう悪循環に陥り、重症化に至るケースも出現します。

但し、糖尿病でも血糖値のコントロールが良好であれば感染に対する抵抗反応は正常に保持され、

発症や重症化を阻止する事が可能と考えられています。

糖尿病に限らず高血圧などの基礎疾患を良好にコントロールする事は大事な感染症対策と言えます。

広報よこはま(ほどがや版)2019.12月号掲載

<インフルエンザの検査について>     

 インフルエンザが疑われると、迅速診断キット(綿棒付きの細長い棒を鼻腔に差し込む検査)で判定されるのが一般的ですが、いくつか注意点があります。

・インフルエンザ発症後、1日位までの早期では反応しない事が多々ある。

・主な症状が胃腸症状で鼻汁を認めないケースなどでは見逃されやすい。

・10秒前後安静保持ができないと安全で精度の高い検査ができない。

・少々、痛みを伴う事がある。

・保険の制約のため医療機関としては、2回以上の検査はしづらい。

などが挙げられます。

陽性の判定であれば高い精度でインフルエンザと診断されますが、陰性と判定されたケースでは、周囲の流行状況、症状、経過などもふまえて診断される事になります。

年々、精度の高い迅速診断キットが開発されていますが、インフエンザなのに検査結果は陰性、と判定される事も有り得ると知っておいて頂けたらと思います。

◎令和1年10/4(金)、10/25(金)、12/3(金)の3日間、 保土ヶ谷区役所にて糖尿病勉強会を行います。  

軽~中等症の糖尿病または糖尿病予備軍の方、3日間とも出席できる方、保土ケ谷区在住または在勤の方が主な対象です。

お申込みは045-334-6346(保土ヶ谷区役所―福祉保健課)にお電話で。

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広報よこはま(ほどがや版)2019.6月号

<溶連菌感染症について>

溶連菌(溶血連鎖球菌の略)は元々、のどに存在している細菌です。

溶連菌による咽頭炎は1年中みられますが、初夏および真冬に特に多くみられます。

溶連菌は人が元気な時は悪さしませんが、体力低下時(免疫力の低下時)に増殖し、

のどの痛み、高熱、嘔気、嘔吐などの症状で発症します(溶連菌感染症)。

多くの夏風邪(プール熱、ヘルパンギーナなど)はウイルスが原因であり、抗生剤が

効きませんが、溶連菌感染症では著効しますので他の夏風邪との鑑別は大事です。

のど用の簡便な検査キットも普及しております。

また最近では稀となりましたが溶連菌感染後10日後位に血尿、蛋白尿、浮腫、高血圧などで発症する急性糸球体腎炎、2~3週間後には関節のかなり強い痛みや発熱で発症するリウマチ熱など入院治療も検討される合併症のリスクもありますので、処方された抗生剤(通常5~10日内服)はしっかり飲みきりましょう。

 

横浜市医師会市民広報誌「みんなの健康」2019.3・4月号

<こんな時どうする?! ゙糖尿病゛と言われました>

『どんな時、糖尿病を疑いますか?』

糖尿病の初期は自覚症状がありません。

この時期だと健診の採血や採尿で偶然、糖尿病を指摘される事が多いです。

また進行すると、だるさやのどの渇き、頻回尿、体重減少等を認めます。

 

『自分でできる事は?』

糖尿病の治療の基本は食事療法と運動療法です。

飲み薬やインスリンなどの注射製剤は食事、運動療法で手に負えない時の選択になります。

ですので、まずは生活環境の見直しが治療の中心であり、医療スタッフの指導のもと、まさに自分が主役となります。

但し、1型糖尿病は自分のインスリン分泌力の低下が著しく、初期からインスリン補充が必要となるケースが多いです。

 

『境界型糖尿病とは?』

血糖値は通常、早朝空腹時109mg/dl以下、食後血糖値は139mg/dl以下にコントロールされています。

これが早朝空腹時126以上や食後200以上だと糖尿病を強く疑います。

正常とも糖尿病ともいえない血糖値(例えば早朝空腹時:120)の場合、境界型糖尿病が疑われ、ブドウ糖負荷試験やHbA1cなどの検査で判定します。

境界型糖尿病も治療の対象となります。

 

『入院が必要になるのはどんな時ですか?』

高血糖が長く続くと脱水症状や血液の電解質(ナトリウムやカリウムなど)のバランスの崩れ、血液の酸性化が進行します。

このような状況では点滴や早急なインスリン補充が必要ですので原則的には入院をお勧めします。

また、糖尿病の診断がついた初期にも合併症の検査、食事療法の体験、今後、糖尿病と向き合う上で必要となる知識の習得などを目的とした、教育入院をして頂くケースも多々あります。

他にも肺炎、腎盂腎炎などの感染症を合併した時には血糖値の制御も困難となり入院を要する場合があります。

 

広報よこはま(ほどがや版)2018.12月号

<インフルエンザの予防接種について>   

インフルエンザの予防接種はいつ接種するのが最適か?

 

ポイントはワクチンの有効性、有効期間、何回打つか、打たれる人の年齢、今後の予定(受験生か否か等)などを考慮することかと思います。

  1. ワクチンの有効性:ワクチンは毎年、その年に流行するインフルエンザの型を専門機関が予想して製造します。

    ワクチンの型と実際に流行したインフルエンザの型がうまく一致した年は、そのワクチンの有効性は高くなり、そうでない年のワクチンの有効性は低くなってしまいます。

    (但し、完全には型が一致していなくても発症したインフルエンザの重症化を防げる利点はあると言われています。)

  2. 有効期間:接種後約2週間後から約5か月間。

  3. 接種回数:小学生(12歳以下)までは2回、中学生(13歳)からは1回が一般的。

    2回接種の場合、1回目と2回目の間隔は2~4週間が理想的。

  4. その他:高校・大学受験対策なら受験日の2か月前には接種を。念のため2回接種を

       検討するならケースバイケースになりますので、近所のクリニックに相談してください。

 

広報よこはま(ほどがや版)2017.12月号

<甲状腺について>

甲状腺は首の前側、のどぼとけのすぐ下にある、蝶が羽を広げたような形の小さな臓器です。

甲状腺が分泌するホルモンは体の発育を促し、新陳代謝を盛んにしますが、多すぎても少なすぎても体調が悪くなってしまいます。

 橋本病やバセドウ病といった甲状腺ホルモンの病気は、成人の100人に1~2人の頻度で見られると言われ、特に女性に多い病気です。しかし、自覚症状がはっきり出現するまでには数ヶ月から数年かかる事もあり、早期発見が難しい病気でもあります。

 一方で、甲状腺ホルモンの異常は、コレステロールや肝臓など生化学の数値の異常をきたすケースが多く、これらの原因究明の採血の際に、無症状のまま発見に至るケースも時々あります。

 甲状腺ホルモン測定は保険適用で自己負担3割の患者さんでも、約1000円~1500円程度で行う事ができます。

全身に様々なつらい症状が現れ、原因がわからない体調不良や疲れがたまった状態などが続く場合には、お気軽にご相談ください。

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